夫婦間で公認不倫? 大人の最新不倫事情

2018.3.2
芝生の公園で手を繋ぐ男女

最近は、有名人の不倫が頻繁に取り沙汰され、週刊誌やインターネットなどでバッシングされることも多くみられます。一般人の不倫でも、それが家族や周囲にバレると、さまざまなトラブルが考えられます。

その一方で、パートナーの不倫をお互いに認める“公認不倫”という形をとる夫婦も存在します。様々な大人の事情を抱えた公認不倫、一体どのようなケースがあるのでしょうか。

ベッドの上で起き上がり頬に手をあて考える女性

好きだからこそ・・・諦め型 公認不倫

認めているというより、夫婦の片方が、あきらめているというケースです。生来の浮気性で、どんなに注意しても不倫をやめられない人もいます。そんな人をパートナーとして選んだとすると、すでに結婚する前から浮気癖をあきらめていたということも考えられます。いくら浮気をされても好きな気持ちがなくならず、それでも一緒にいたいと願う夫婦なら、公認不倫のパターンといえるものです

さらには、セックス依存症のパートナーというパターンもあります。セックスをせずにはいられない依存症の相手だと、1人で相手をするには身がもたないということもあるようです。それでもその相手と共に人生を過ごしたいのなら、セックスを別の相手ともするのを認めるという公認不倫です。

夫婦生活は、セックスだけではありません。セックス以外にも人生の色んな局面で、お互いに支え合って生きていくという人生の形なので、セックス面だけでの不倫なら仕方なく認めてしまう、という夫婦も存在するようです。

郊外の白い壁の一軒家の屋根

離婚するほどではない・・・レス解消型 公認不倫

夫婦のどちらかが不倫をしているというのは分かっていても、それで離婚するほどのことはないと互いに考えているというケースもあります。ある調査によると、日本の夫婦の47.2%がセックスレスだという結果もあるのです。それを考えると、不倫したからといって、即離婚と考える夫婦ばかりではないのもうなずけるでしょう。

結婚とは恋愛のゴールではなくて、恋愛したカップルの新たな人生のスタートです。恋人同士だった2人が家族になって、例えセックスをしなくなっても、お互いへの愛情は変わらないこともあります。恋人時代と2人の関係が変わったからといって、必ずしも離婚しなければならないというわけではないのです。

そして、結婚はすぐにできるけど、離婚には時間がかかるものです。相手が不倫したというだけで離婚するには、かかる時間やエネルギーとのバランスを考えたときに、このまま結婚を続けていった方がよい、と判断する夫婦もいるようです。

手のひらを上に向けて重ねられた父、母、子

子どもへの影響を考えて・・・先送り型 公認不倫

子どものいる夫婦の場合、子どもへの影響を考えると、離婚はできないと考えることもあります。特に、何年も家族として暮らしてきて、夫婦2人の関係性より、互いに両親としての役割に重点を置いている場合、そういう選択をすることがあるようです。

両親の離婚は、子どもにとって非常に大きな影響を及ぼします。家族になって、子どもに恵まれた夫婦なら、そのことは十分理解できるでしょう。そうでなくても、誰もが子どもだったことがあるので、やはりその影響については容易に想像できるはずです。

また、経済的な理由も関係してきます。経済的にやっとのところで生活していた場合、離婚してどちらか片方が子どもと暮らすことになったら、互いに生活が成り立たないこともあります。子どもの生活への影響を考えたらとても離婚できないのです。

不倫しただけで離婚するにはあまりにも子どもへの影響という代償が大きいことを理由に、公認不倫という形をとらざるえない夫婦もいるようです。子供が成人するまでは、明確な答えを出さないという形です。

ニーズが一致!?・・・相互納得型 公認不倫

それほど多くはないケースではありますが、互いに不倫を楽しんでいるという夫婦もいるようです。この場合だと、2つのケースが考えられます。

まずは、夫婦生活の刺激として、互いに恋人を作ることを前提に、家族という形をとっているケースです。魅力的な男女なら、当然、新たな恋愛をする可能性があるという考え方で、夫婦となった後も、恋愛を楽しむのです。そして、互いに恋人がいる状態を受け入れつつ、そのことを刺激に、愛情を確認し合う夫婦です。日本の一般的な家庭では、あまり見られることもないかもしれませんが、そんな夫婦が存在することも事実です。

もうひとつ考えられるのは、夫婦関係が完全に破たんしているケースです。相手が不倫しようがどうしようが、もはやどうでもいいと互いに思っている夫婦もいるでしょう。そうなると、自分も恋人がいて、相手も恋人がいるという状態で、何も問題はないのです。それでも離婚しないのには、財産分与や、世間体など、さまざまな理由が考えられるでしょう。

夫婦の形は夫婦の数だけあるもの。結婚に比べて、あまりにも大きな労力が必要だと言われる離婚だからこそ、たった一度で不倫で離婚を選択する夫婦は、意外とそれほど多くはないのかもしれません。

 

 

ECRII編集部 荻野

ECRII編集部 荻野

年齢非公表の男性編集者。かつては小説家志望で、恋愛小説をもって、とある文学賞へ応募した過去あり。エビデンスに基づいた恋愛心理の分析や統計的にみた恋愛パターンなど、形のない恋愛だからこそ、もっと科学的、学術的に恋愛を掘り下げてみたいと密かに思案中。その一方で、著名人の恋愛報道や不倫スキャンダルなど、刹那的な恋愛時事ニュースも大好物という一面も。

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