不倫カウンセリングの正しい使い方とは?

2018.4.20
カウンセリングに相談する女性

不倫という問題に直面しているとき、その相談先としていきなり弁護士に頼るのではなく、不倫カウンセリングを利用することでまずは心を軽くする、という方法もあります。不倫カウンセリングであれば、不倫の背景にある本当の心の問題も判明するなど、深層心理にアプローチすることにより、その後の人生を好転させることも可能です。弁護士とは違う役割を持つ不倫カウンセリングとはどういったものなのか、ご紹介します。

不倫カウンセリングとは

不倫カウンセリングは心の問題を解決するところです。不倫が発覚したとき、これからどうしたらいいのかわからない人もいることでしょう。その不倫に対してどう対処していくかは、まず自分の心に聞いてみる必要があります。しかし、自分自身の心は気づきにくいということが往々にしてよくあります。

不倫カウンセリングで導き出すのは本当の自分の気持ちです。また、やり場のない怒りを受け止めてくれるところでもあります。夫婦関係を修復したい、その逆で離婚したいという人も、そのための心の準備と整理をカウンセリングですることができます。
自分がまだ離婚したいかどうかわからないとき、弁護士に相談すると本当に離婚したいのか問われることになります。また、離婚すると決めて弁護士に相談しても、相手が悪いのに相手のことをついかばってしまう人もいることでしょう。
ましてや不倫相手と一緒になりたい、不倫を何とか継続させたいというような悩みに対しては、法の立場で応えなければならない弁護士では難しいです。

なぜ不倫をしたのか、それさえもわからない状態で途方に暮れている場合は、心を落ち着かせるためにもカウンセリングを受けるようにします。誰にも言えない不倫問題のせいで、夜も眠れないといった状態を解決に導いてくれます。
つまり、不倫カウンセリングの使い方として正しい方法は、相談することで不倫によって傷ついている心を癒し、未来に向けて最適な選択ができるように一緒に考えもらうことです。

心理学から見た不倫の対処法

不倫が発覚したとき、大きな精神的ダメージを受けます。特に発覚した直後はパニック状態となることがあるぐらい、冷静な判断ができないこともあります。不倫への対処は、まず冷静な心を取り戻すことから始めます。
心が安定して本来の自分を取り戻すことができたら、自分の心身をケアしていきます。不倫をしている人も、された人も、自分はダメだからという意識を持つ人がいますが、自分を責め続けても解決には至りません。表面上は穏やかでも、心を殺して周囲のためにとる行動は長続きしないからです。

不倫をする人は、幼いころに親から愛情を十分もらえなかったために、不倫という形で愛情を確かめようとしている人もいます。いわゆるアダルトチルドレン状態です。そうした人は自己肯定感が低いために相手に依存します。
不倫カウンセリングではそのような心の問題を解いていくことで、不倫の真の問題を解決することができます。離婚したほうがいいかどうかは、解決のための手段にすぎません。

なぜ不倫をしてしまうのか、今苦しんでいることは何なのか、本当はどうしたいのか、その結果幸せな未来を築けるかどうかは、すべて自分自身の心がカギとなります。
いきなり相手に慰謝料を請求する、暴露する、復讐するなど過激な行動に出ても、それで解決できるとは限りません。誤った対処法をとるとよけい心を傷つけるだけです。
不倫をしている人も、された人も心が苦しいから解決したいと願っているはずです。仕事を失ったら経済的に苦しくなりますが、不倫は心にダメージをもたらします。だからこそ、心理カウンセリングが必要であり、心を整えていくことが解決への一歩となるのです。

弁護士に相談する

現実解決型の弁護士不倫相談

弁護士に不倫を相談する場合、より現実的な解決方法を提示してもらいたいときに利用するようにしましょう。心の苦しみを訴えるのではなく、慰謝料の請求方法や離婚成立に向けての手続きなどを相談するのがいいですね。
もう心が定まっていて、円満に別れたいのに相手が応じない、証拠がなくて離婚できない、暴力に訴えてくるなど困っていたら弁護士に相談しましょう。法に則り、不倫問題を解決することができます。
他にも不倫で会社から懲戒処分を受けた、不倫相手の妻から慰謝料を請求されたなど、心ではなく現実に起きている問題に関しては弁護士のほうが向いています。

しかし、弁護士は心理に関するプロではないので、不倫に関しては不貞行為という位置づけで相談にのるだけとなります。カウンセラーのように心に寄り添うのではなく、あくまで法を冒しているかどうかという焦点で相談を受ける立場です。
「不倫をした夫を許すことができないけれど、私も悪いかもしれないから」といった曖昧な態度をとっていると、結局どうしたいのかと厳しい言葉をかけられることもあります。心が定まり未来に向けての解決方法を導き出し、その具体的な手段をとるときに弁護士への相談が必要であったら訪ねるようにしましょう。

解決はしないが役に立つ-不倫×心理学

不倫を繰り返してしまう人、不倫に対して罪悪感が全くない人も世の中にはいます。通常の恋ではなく不倫というオープンにできない恋をする人には、心に傷を持っている人が多く存在します。
一度不倫をすると、不倫が終わった後でも感情をひきずり自己嫌悪に陥ってしまう人もいます。それなのにまた不倫を繰り返し、負の連鎖を断ち切れない人もいます。
心理学ではそのような不倫をしてしまう人の心理に迫ることができます。そのためには、不倫をする人の生い立ちから考えてみる必要があります。例えば女性で不倫をしてしまう人の場合、幼少期に父親から構ってもらえなかった寂しさを抱えている場合があります。

不倫を繰り返す女性は、父親のぬくもりや自分を守ってくれる人を求めているために不倫をしているのかもしれません。好きという感情は単純なものではなく、そんな複雑な背景も潜んでいることがあります。男性の場合も認められたい、愛されたいという気持ちから不倫に走る人がいます。
不倫問題はこのように心の問題が引き起こしている可能性が高く、お金や手続き、法では根本的な解決に至らないことが多々あります。まずは不倫をしてしまう心理を知るだけでも、心の根本的問題解決の糸口となります。

 

不倫カウンセリングは相談者の心の問題を解くための手助けをしてくれます。離婚成立のために、法で戦ったりすることはありませんが、人生という長い目で見れば心の根本的解決が図れる不倫カウンセリングも利用したほうがいいと言えそうです。

ECRII編集部 利根川

ECRII編集部 利根川

大学では心理学を専攻、卒業後、某出版社勤務を経て現職。趣味は人間観察。一見、色香豊かな女っぽい容姿にも関わらず、男性・女性に偏らないフラットな物事の見方や男女問題にまつわる過去の取材、手掛けた記事といった膨大なデータから導き出す的確なアドバイスに、男女を問わず周囲からの恋愛相談が耐えない。将来の夢は『猫たちと平穏に暮らす石田ゆり子』になること。

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