社内不倫という言葉はとても淫靡な響きに聞こえます。毎日会社に行き、尊敬できる上司と親しくなっていくうちに、いけないことと思いながらも、ついついハマってしまう女性は多いのではないでしょうか。今回は社内不倫について、レポートしていきます。
関係を断ちたい!でもやめられないワケ
社内不倫という危険な恋愛。誰かに見つかったら、あなたも男性も場合によっては会社を辞めなければならなくなり、あなたが既婚者なら、即刻家庭が壊れる可能性もあります。ですから、良識ある社会人であれば、社内不倫の関係を断ち切りたいと思っているはずです。でも、それがやめられないのは、毎日近くで顔を合わせてしまうためではないでしょうか。不倫を断ち切りたいからといって、会社を休むわけにはいきませんから。
あなたが冷たい対応をしても、それが逆に相手の気持ちを燃え上がらせてしまうこともあります。危険だと思えば思うほど、気持ちが高まっていくという不思議です。ジェットコースターにふたりで乗る、あるいはお化け屋敷にふたりで入る、というように恐怖を共有し、結びつきが強くなるケースがありますが、この場合もそれに近い効果があるのだと思われます。会社ではお互い素知らぬ顔をして、ホテルで燃え上がる、このパターンにはまってしまうと、一種の麻薬のように不倫関係から脱却できなくなってしまうのです。不倫にのめり込んでしまう前に、これからどうしたいのか、自分できちんと考えておくことも必要でしょう。
会議や打ち合わせ中は、密接な空気感に気をつけて!
打ち合わせもまた、お互いによく知り合った仲ですから、悶々としてしまいますよね。他の人の知らない彼を知っていると思うだけで、燃え上がってしまうものです。たくさん同僚がいる仲での打ち合わせだと、自分たちの仲がばれたらどうしようと思うのと相反して、お互いの絆が深まってしまうこともあります。
打ち合わせの内容のなにげない言葉のひとつひとつに過敏に反応してしまう場合もあるかもしれません。たくさん同僚がいればいるほど、気持ちが高まることもありますが、ふたりきりの打ち合わせでは歯止めをかけるのが大変です。でも、誰が見ているかわかりませんから、そんな時こそしっかり注意して気を引き締めてください。
打ち合わせの際はなるべく席を離すなどして、親密すぎる空気にならないように気をつけましょう。密接な距離感や特別な空気というのは、不思議と人に伝わってしまうものです。くれぐれもぼうっと彼の顔など見ないようにしてくださいね。ここは冷静に、社会人としての対応が求められます。あなたが冷静に対応しているのを見て、彼はあなたに惚れ直すかもしれません。
早朝出社からのデートパターン『朝顔』って?
社内不倫をしている方の中には、早朝出社している、という方も少なくないようです。示し合わせて、早朝出社し、お互いの愛を深めているのです。
まだ誰も出社していなければ、社内であっても砕けた口調で親しく話してもゆるされるでしょう。でもスキンシップは禁物です。あくまで会社なのですから、誰がいきなり入ってくるかわかりません。それでも、ふたりきりの時間が過ごせるというのは不倫をしているあなたからすれば貴重なのではないでしょうか。次のデートの相談など、こっそりできるのも早朝出社の魅力でしょう。
また、あなたが午前中半休を取り、彼が早朝出社して仕事を片付けてから「外回り」と称して、ふたりの待ち合わせのホテルで落ち合う「朝顔」というパターンもなにげに流行っているようです。でも、流行っているのは、疑われやすいということでもありますから、あまり「朝顔」を頻発しないように。社内で噂されたらおしまいです。でも、ホテルで秘密のうちにふたりきりで一緒に食べるランチは格別でしょう。時々のご褒美のようなものと考えておいた方が身のためです。
「休日出社」で深める愛は、意外とバレやすい!?
早朝出社に続いて、休日出社も社内不倫組にはあるあるです。休日出社と称して、彼があなたの部屋に来るのはもはや鉄板ですが、彼の奥さんも馬鹿ではないので、会社に電話して確認する、ということもないとはいえません。
それなら本当に会社で会ってしまう手もあります。もちろん会社なのですから、危険なラブアフェアはやめておいた方がいいでしょう。休日出社しているのはあなたたちだけではないのかもしれません。それでも、会社の中ではあなただけの彼ですから、すこしくらい甘えてもいいでしょう。
そして奥さんに怪しまれない早い時間にホテルに行き、明るいうちに彼を帰宅させるのです。しかし、休日出社が増えるのは浮気している夫の定番の行動パターンなので、何度も使えないことを頭に入れておいてください。本当の彼の休日出勤の日にあなたが合わせる、というのならいいでしょう。それも同僚たちに怪しまれない程度に。なんでも過度にしすぎないのを心がけてください。過ぎたるは及ばざるがごとしです。
社内不倫は確かに盛り上がるのですが、危険と背中合わせという点もお忘れなく。だからこそ燃える、ことなのでしょう。でも、同僚も彼の配偶者も、案外あなどれません。注意に注意をしつつの逢瀬にしてください。あなたがリスクのない不倫を求めているなら、社内不倫は考え直してもいいかもしれませんよ。
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ECRII編集部 利根川
大学では心理学を専攻、卒業後、某出版社勤務を経て現職。趣味は人間観察。一見、色香豊かな女っぽい容姿にも関わらず、男性・女性に偏らないフラットな物事の見方や男女問題にまつわる過去の取材、手掛けた記事といった膨大なデータから導き出す的確なアドバイスに、男女を問わず周囲からの恋愛相談が耐えない。将来の夢は『猫たちと平穏に暮らす石田ゆり子』になること。