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不倫は道徳に背く行為なので正しい恋ではないとされていますが、それは人間社会の表上の話です。不倫を前向きにとらえている人の中には、不倫相手を永遠の恋人として体の関係なしで純愛をしていることがあります。婚姻関係にあるパートナーでは得られない、プラトニックな不倫関係の真相を探ってみましょう。
![光が溢れる自然の中で手を繋ぐカップル](https://ecrii.jp/wp-content/uploads/2018/03/No_125_post_img_01.jpg)
体の関係はないけど「気持ちの不倫」
不倫と言えば真っ先に体の関係が思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、ただ一緒に会っているだけでも不倫状態の人はいます。相手に結婚も求めず体の関係も求めず、本当に一緒にいたいという気持ちだけで会っている場合、純愛に値します。
相手のことを思っているからこそ、体の関係に踏み切れないという人もいることでしょう。そんな恋の苦さをかかえながらも、一緒にいたいからと食事などをして時間を共に過ごしているのです。純愛状態の不倫の場合、お互い相手の幸せを願っているので、実はいい関係が築けることもあります。泥沼のトラブルに発展することなく、前向きに不倫をとらえることができるからです。
不倫をされている側からしたら、よほどこのほうが辛い事実かもしれませんが、体の関係などなくても2人は相思相愛であり、お互いになくてはならない大事な人ということになります。食事をしたり、語り合ったりするだけで満たされる関係であり、そこにマイナス感情は存在しません。体の関係がないぶん、本人たちも罪悪感はほとんどなく、結婚相手にさえ素晴らしい人として紹介することもあります。
しかしその関係ははた目から見たら立派な恋人同士であり、結婚相手から嫉妬され恨まれる可能性があることは否めません。彼らに自覚はなくても、恋をしていることには変わりはないからです。
どこまでを不倫と言うかどうかはその人の不倫に対する定義にもよります。ただ、離れているときも相手のことを思っていたり、相手の幸せのために尽くしたいと考えていたり、一緒にいる時間がとても幸せ、もっと一緒にいたいという気持ちがあったら、それはもう立派な純愛だと言えます。
![会社の同僚の男女が外回りの営業のため談笑しながら歩いている](https://ecrii.jp/wp-content/uploads/2018/03/No_125_post_img_02.jpg)
制約があるからこそ燃えてあがる「恋心」
ダブル不倫の末に、お互いのパートナーと別れて一緒になるという人もいます。そこにはたくさんのリスクがあり、平和に暮らすというにはほど遠い辛い思いをすることもあったことでしょう。なぜそんな思いをしてまで、不倫という恋を成就させてしまうのでしょうか。
ダブル不倫はお互いに家庭があるという制約があります。その制約を破るというリスクは、恋愛の興奮状態と一緒のドキドキ感をもたらします。それが不倫による恋心を加速させてしまっているのかもしれません。お化け屋敷やジェットコースターなど、スリルのある場所で男女が結びつきやすいのと同じ効果です。
なぜか結婚してからのほうがモテるという現象があるのは、道を外れたことをしているという罪悪感とドキドキ感が恋心に火をつけてしまうからでしょう。2人の間に障害があるからこそ燃え上がる恋ということです。体の快感ではなくそんな心理的な快感だけでも、不倫は非常に魅力的な恋だということです。
普通でしたら苦しい恋をするよりも普通に恋をしたいと思うかもしれません。しかし、人間の本能ともいうべき部分が、禁じられているからこそ男女の結びつきを強くしてしまうのです。校則があると逆に破りたくなるのと一緒ですね。社会規範や倫理があるからこそ、やってみたいという衝動に駆られるということです。
もちろん、制約がなくても恋は成立しますし、お互い家庭がなければすぐに一緒になれるのにと、苦しんでいる人もいることでしょう。でも不倫を繰り返したりパートナーのいる人を好きになってしまったり、その制約によるドキドキ感を求めている可能性がないとも言えません。
![黄色い線を挟んで向かい合う男女の足](https://ecrii.jp/wp-content/uploads/2018/03/No_125_post_img_03.jpg)
プラトニックなのに「淫靡な関係」
食事に行ったり遊びに出かけたりと、プラトニックな状態でも不倫と言えるかどうかは判断が難しいところです。体の関係がなくても友人や仲間としてではなく、お互いに気持ちを伝え合っており恋愛感情がある状態であれば、不倫の関係ということができるでしょう。
好き合っていても、その気持ちをただひた隠しにしている場合もあります。しかし、想い合っている男女は口に出して言わなくても好きということが分かり合えています。それは単純な体の関係よりももっと相手を狂おしいほどに求めている状態かもしれません。
結婚相手とは子どもを作るためにセックスをし、不倫相手とは心の結びつきを求めて恋人のように付き合う、そういう現象が起きています。今や肉体関係をもつ、もたないという点だけで不倫関係は判断できないということです。
職場でよく目が合う、相手が困っていたら手を差し伸べる、何か相手のためにしてあげたいなど、好きという形はその行動で自然に表れます。恋人のようにふるまっていなくても、お互いに一番大事な人として接しているのです。
むしろお互いを思っているからこそ、子どもを作るためのセックスではなく心で結びつこうとしているかもしれません。セックスの刺激だけで結びつくと飽きやすいですが、心で結びついたプラトニックラブは飽きることなく永遠の恋が続いていきます。プラトニックな不倫関係はセックスや結婚、子どもをもつというゴールがないからこそ、濃厚な恋愛関係を保てるとも言えそうです。
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![ECRII編集部 吉岡](https://ecrii.jp/wp-content/uploads/2018/02/ecrii_yoshioka.jpg)
ECRII編集部 吉岡
新人編集部員。三度の飯より恋が好き、な恋愛至上主義者の26歳女子。過去に10歳年上の男性との不倫経験あり、現在はパートナー募集中。仕事がうまくいっている時ほど、恋愛もうまくまわり出すものだと信じ、現在は連日編集作業の日々。休日は映画館で恋愛作品をチェックするのが定番の過ごし方。恋する女性すべてを美しくしたい!とファッションや美容についても目下勉強中。