リアル感たっぷり♡U18禁止のロマンス小説を編集部が厳選!

2018.3.18
本の開いたページが曲がってハートのようになって恋愛小説をイメージさせる

不倫ネタ、意外と韓流ドラマに多い傾向にありますが、ハーレクイン文庫など女性向けの小説の中にも不倫ネタを扱ったロマンス小説があるのをご存知でしょうか?今回はそんなロマンス小説の中から、不倫をテーマにしたロマンス小説を4作品ご紹介します!

ベアード・トゥ・ユー(シルヴィア・デイ/ベルベット文庫)

ベアード・トゥ・ユーは海外の作品でベルベッド文庫から出版されている観光ロマンス小説です。作者はシルヴィア・デイで海外ではテレビドラマ化されている作品です。

エヴァという一人の女性がニューヨークにある広告会社に就職します。そしてこの広告会社で、運命の人ギデオン・クロスと出会ってしまいます。ギデオン・クロスは誰から見ても完璧な容姿をしているうえに、大富豪という誰が見ても文句のつけようのない男性でした。

2人は次第に惹かれあい、チャリティーパーティへ向かうリムジンの中、パーティ会場の片隅の図書室など、さまざまな場所で衝動的かつ情熱的に愛を交わしていきます。しかし、互いに相手に秘密にしている闇を抱えていることに気づいていきます。 華やかなセレブの生活、そして濃厚すぎるセックスシーン、感情表現 がとても細やかでハマりやすく熱狂的なファンもいるほどです。ぜひ一度手に取って読んでみてください。ロマンスあふれるこの世界に引き込まれること間違いなしです!

そしてハマってしまったなら、海外ドラマ版を見ることもお忘れなく。

ここは退屈迎えに来て(山内 マリコ/幻冬舎)

「ここは退屈迎えに来て」は日本の作品で幻冬舎から出版されている山内マリコの作品です。この本は彼女のデビュー作でR-18文学賞の読者賞を受賞した、「十六歳はセックスの齢」をはじめとした作品を収めている傑作小説集となっています。 地方都市に生まれた8人の女の子が繰り広げる、ため息と希望を落としてしまった8つの物語が書き綴られています。

少女たちのときめき、そして淡い恋心、寂しさなどを深く表現している作品です。田舎から東京に出て、夢破れて田舎に戻っても、都会生活を経験してしまったために周囲との溝ができてしまい、居場所がいない女の子たち。 惰性で同級生と付き合っている女の子など、この作品を読んでいると自分の境遇のようだと、共感する人もいるほどリアリティにあふれた作品でもあります。

読みやすい文章を書く方なので、長文小説が苦手と言う人にもおすすめできる作品です。実はこの作品、2018年秋に実写映画の公開が決定しています。「ここは退屈迎えに来て」を読み終えた後、実写映画を観るとより深く作品の世界にハマること間違いなしです。

フィフティ・シェイズ(E・L・ジェイムズ/早川書房)

「フィフティ・シェイズ」はイギリスの作家E・L・ジェイムズの作品で早川書房から翻訳版が発行されているロマンス小説です。この本の続編で「フィフティ・シェイズ・ダーカー」、「フィフティ・シェイズ・フリード」という2作品があります。 2015年には実写映画化されており、2017年には続編の「フィフティ・シェイズ・ダーカー」が、そして2018年秋に最終作品の「フィフティ・シェイズ・フリード」が日本で劇場公開予定となっています。

ワシントン州立大学のバンクーバー校で、ごく普通の女子大生アナスタシアは英文学を選考していました。ある日アナスタシアは、卒業試験を前に熱を出して寝込んでいるルームメイトの代わりに学生新聞の記者となり、シアトルの大企業の創始者かつCEOのクリスチャンにインタビューすることになります。その後たびたび2人は会うようになり、惹かれるようになります。しかしクリスチャンはSM嗜好があり、アナスタシアはそんなクリスチャンに対し困惑するのでした。

最終的にアナスタシアがどういう決意をするのかは、あなたの目で確かめてください。

花宵道中(宮木あや子/新潮文庫)

「花宵道中(はなよいどうちゅう)」は日本の作品で宮木あや子が執筆されています。2006年の第5回R-18文学賞を受賞した作品で、斉木久美子が作画を担当し、女性セブンで漫画化もされています。また2014年に実写映画も制作されており、こちらは安達祐実が主演、R15指定で劇場公開されています。 この作品の舞台は江戸時代の吉原にある見世物小屋です。全部で5部構成となっていて、それぞれで主人公が異なります。

吉原で客の男性に抱かれる毎日を過ごす遊女たち。初恋の人の前で客に抱かれている女、想い人への気持ちを胸に秘めた女、姉女郎に恋する女、そして弟への恋心を持つ女…。 吉原で生きる彼女たちの恋心や、吉原に散った女性たちの心情や姿をこと細かに描いたロマンス小説となっています。

作者が女性なだけに、とってもロマンチックな一面がありますが、一方で大変リアルな描写をされています。場所が吉原、そして主人公が遊女なので不倫とは言えませんが、江戸時代の吉原に生きる女性たちの官能的で悲しいストーリーに引き込まれること間違いなしのおすすめ作品です。

 

今回はロマンス小説を4つご紹介しました。中には元婚約者なども登場しどろどろの愛憎劇・不倫劇のある作品もあります。どの作品もリアリティがあり、物語に引き込まれ、ときには自分の境遇を重ねてしまえるものさえあります。

実写映画化されている作品も多いので、小説を読み終わった後に映画を観るとその世界にハマったり、いろいろな考え方が生まれたりするかもしれませんよ。

ECRII編集部 吉岡

ECRII編集部 吉岡

新人編集部員。三度の飯より恋が好き、な恋愛至上主義者の26歳女子。過去に10歳年上の男性との不倫経験あり、現在はパートナー募集中。仕事がうまくいっている時ほど、恋愛もうまくまわり出すものだと信じ、現在は連日編集作業の日々。休日は映画館で恋愛作品をチェックするのが定番の過ごし方。恋する女性すべてを美しくしたい!とファッションや美容についても目下勉強中。

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