「多目的トイレ不倫」で活動を自粛し、最近活動再開をしたアンジャッシュの渡部建さんのように、不倫といったら世間から毛嫌いされ、叩かれるイメージがあります。
不倫報道が出たら最後、その有名人は表舞台から姿を消すことも少なくありません。
しかし、不倫はいつの時代にもあったもので、その報道のされ方もさまざまです。
実際、バブル期に見られる不倫報道は、必ずしも毛嫌いされるばかりではなく、名言や迷言も飛び出す、バラエティ豊かな部分もあったようです。
ランキング形式でご紹介しましょう。
第1位 斉藤由貴の不倫遍歴
去年の不倫報道もまだ記憶に新しい斎藤由貴さんですが、実は、去年の不倫報道は三度目のことでした。
最初の不倫報道は、故尾崎豊さんとのものです。
2人は、尾崎豊さんが熱望して実現したとされる雑誌の対談をきっかけに意気投合し、恋仲になったといわれています。
当時、彼は妻との離婚も考えて別居している時期で、一般人が撮った2人のデート写真がきっかけで報道となりました。
会見で「私と彼は同志みたいなものです」と語った斉藤由貴さんは、破局後、妻の元に戻った尾崎さんに対し、別れた後もずっと特別な思いを抱いていたようです。
さらに2年後、今度は、舞台の共演をきっかけに親密になった川崎真世さんとの不倫報道が話題となります。
しかし、このときは、不倫そのものより川崎真世さんの会見が話題となります。
というのも、会見には妻のカイヤさんが仁王立ちで立ち合い、そのインパクトの強さから、当時専業主婦だった彼女は、この後テレビに引っ張りだこの売れっ子タレントとなりました。
第2位 長渕剛をとりまく不倫
こちらも少し前にモデルの冨永愛さんとの不倫報道が出ましたが、バブル期にも大騒ぎとなった不倫報道がありました。
長渕剛さんは、女優の石野真子さんと最初の結婚をしましたが、2年後に離婚。
その後、同じく女優の志穂美悦子さんと再婚していました。最初の不倫報道は2度目の結婚の後、ドラマで共演した清水美砂さんとのものです。
さらにその後、同じドラマで共演した国生さゆりさんとの不倫も報道されました。
このことから、清水さん、国生さんを交えた三角関係とも報道されました。
実は、清水美砂さんは冤罪だったともいわれていますが、当時人気女優として活躍していた彼女は、これをきっかけにイメージが損なわれ、徐々に芸能界からフェードアウトしていきました。
一方、国生さゆりさんは、不倫を公に認め、妻の志穂美さんも交えた話し合いで清算したとされています。
近年は、その後の男遍歴も含めて、バラエティ番組などで「男運の悪い女」として自虐ネタ化しています。
長渕剛さんに至っては、不倫報道は何度かあったものの、歌手として不動の人気を保ち、根強いファンも多いです。
第3位 松田聖子の生き方
松田聖子さんといえば、スキャンダルを糧に活躍してきたといっても過言ではないほど、スキャンダル報道の多い有名人です。
最初のスキャンダルは不倫ではありませんが、郷ひろみさんとの恋愛です。
当時、大きな話題となりましたが、郷さんは聖子さんが芸能活動を続けることに難色を示したため、泣く泣く別れたといわれています。
「生まれ変わったら絶対に一緒になろうね」という彼女の名言も残りました。
松田聖子さんは、その破局会見の1か月後、俳優の神田正輝さんと電撃結婚しました。
こののち、数々の不倫報道が繰り広げられることになります。
最初は、当時中森明菜さんと恋愛関係にあった近藤真彦さんとニューヨークで密会していたという不倫報道です。
これが中森明菜さんの自殺未遂のきっかけになったともいわれています。
さらには、アメリカ人語学教師のジェフ・ニコルスが暴露本を出したことで話題となった不倫報道。
そしてバックダンサーのアラン・リードから逆セクハラで訴えられた不倫報道など、いまだ話題に事欠きません。
第4位 魔性の女、荻野目慶子
バブリーダンスで話題となった荻野目洋子さんのお姉さん荻野目慶子さんは、濃厚な演技が魅力の女優さんです。
20歳のときに出演した映画の監督だった河合義隆さんと不倫関係に陥ったことがあります。
河合さんは荻野目さんにのめり込み、妻子があるにもかかわらず、彼女のマンションに通い詰め、そのことが妻に知られると、修羅場が繰り広げられました。
それを苦とした荻野目さんは別れを切り出しましたが、彼は納得せず「別れるくらいなら死にたい」と、荻野目さんのマンションで首をつって自殺しました。
それが彼女が25歳のときです。
河合さんの死から1年後、今度は同じく映画監督で35歳年上の深作欣二さんと不倫関係になります。
その関係は、深作さんが病気で亡くなるまで続いたといわれています。
その後、荻野目さんは一般の男性と結婚し、私生活では妻となりましたが、スキャンダルを糧にしたかのような濃厚な演技で、女優としてもまだまた活躍しているようです。
最近は毛嫌いされる傾向にある有名人の不倫ですが、バブル期には、必ずしも叩いて締め出すだけではない、有名人の不倫報道もあったようです。不倫するのがいいこととまではいいませんが、恋することを糧として、有名人として活躍できるような風潮があった時代もありました。
「ゲス不倫」報道もさすがに食傷気味になりつつある最近では、そのことに警鐘を鳴らす有名人もいるようです。
不倫は確かに関係者の心を傷つけることのある行為ですが、それぞれやむにやまれぬ事情もあり、一概に「ゲス」と決めつけるのは早計と言えそうです。
次回は「世間を騒がせた有名人不倫スキャンダル-2017編-」をご紹介します。
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ECRII編集部 高橋
25歳年上のバツイチ子持ち彼氏、単身赴任の上司との不倫同棲、など大きな声で言えない恋愛を乗り越え、同窓会で再会した同級生と昨年結婚。愛する夫とともに愛犬を愛でる日々を送る。自身の経験から、様々な形の恋愛に悩める人々に寄り添い応援したい、という思いを抱え、ECRIIを立ち上げる。