
不倫。
淫靡な響きを持つ、魅惑の言葉。
社会的には認められない行為ですが、一方で自然な人の気持ちはどうしようもない、という容認もあるのは事実。
なにしろ不倫は最近はじまった既婚者の不祥事ではなく、洋の東西を問わず、長い歴史を持つ恋愛のジャンルのひとつといってもいいものなのです。
もちろん、不倫をするのに人種も国も関係はありません。
不倫がもっとも容認されている国はどこなのでしょう。
また、もっとも浮気が多い国は?日本はその中でもどの位置にあるのか、調べてみました。
不倫の許容度が高い国
まずは世界の中で、不倫を比較的容認している国を調べてみました。
2013年の資料ですが、1位はフランス。
恋愛の国として名高いフランスなだけに、この結果には納得ですね。
「不倫は道徳的に許されない」とする割合が42%であるに対し、「道徳的に許される」が12%となっています。
2位はドイツです。
まじめな国民性で知られるドイツにこれはちょっと意外な結果です。
「不倫は道徳的に許されない」とする割合が60%であるに対し、「道徳的に許される」が11%となっています。
道徳的に許されないとする割合はフランスよりも多いですが、道徳的に許されるとする割合はフランスとあまり変わりがありません。
3位はインドです。
「不倫は道徳的に許されない」とする割合が62%であるに対し、「道徳的に許される」が14%となっています。
カースト制度がまだまだ色濃く残るお国柄ですが、お嫁さんの持参金が少ないことを理由に殺人が起こることもあるとか。
未だに強い男性位優位社会なので、浮気や不倫も多いのでしょうか。
男性側の不倫は、社会的にもあまり糾弾されなさそうですね。
さて我が国日本ですが、10位という結果になっています。
「不倫は道徳的に許されない」とする割合が69%であるに対し、「道徳的に許される」が12%となっています。
道徳的に許されないという割合は高いですが、道徳的に許される割合はフランスと同じです。
最近は有名人の不倫騒動がマスコミを騒がせていますが、割に不倫を容認している国民なのですね。

浮気、不倫の多い国10位から7位まで
10位はフィンランドとなっていて、その割合は36%となっています。
フィンランドは比較的、性に対してオープンな国民性があるとして知られています。
性体験を追求することに対して許容されているようなところがあり、それには不倫も辞さない、といったところのようです。
しかし男女同権という思想は強く、離婚率は高めとなっているようです。
9位はイギリスの36%です。
英国紳士の厳格なモラルに反して、トップテンに入り、離婚率もフランス、ドイツ、イタリアを抑えて欧州一とか。
しかし、不倫をした人が罪悪と感じる割合はフランスの2倍となっています。国民性が垣間見えるようですね。
8位はスペインの39%。
情熱の国スペインが8位というのはちょっと意外。
その背景には、熱心なカトリック信者が多いという国民性があるようです。
浮気や不倫をするよりも、まずひとつの関係を終わらせてから、新しい恋にむかう、という考え方のようです。
7位はベルギーの40%。
ベルギーの不倫サイトにはなんと約110万人が登録しているそうです。
これはベルギーの人口の10%に当たるそうですから、既婚者の10人に1人は不倫を考えている、またはしている、という計算です!
愛人を持つことはあまり特別なことではないと考えられているとか。

浮気、不倫の多い国6位から4位まで
6位はノルウェーの41%です。
夏の間、不倫サイトの新規登録者数は78%にも跳ね上がるそうです。
白夜の国の短い夏の、限られた交配シーズンを楽しもう、ということなのでしょうか。
寒すぎる冬がある国なだけに、夏はより開放的になるのかもしれません。
5位はフランスの43%です。
上記の不倫の許容度では1位だったフランスですが、その結果からすると案外マジメなのでしょうか。
日本では不倫(正確には不貞行為)は民法で禁止されていますが、フランスでは法的に問題ありません。
そのため、浮気や不倫が市民権を持っているともされます。その結果の許容度の高さなのでしょうか。
63%のフランス人が生涯のうちに配偶者を裏切って浮気や不倫をする可能性があるとしています。
不倫を後悔している人は28%のみで、恋愛大国らしい結果となっています。
4位はドイツの45%。
不倫の許容度では2位だったドイツ。
不倫の割合は恋愛大国フランスを抑えての結果ですから、想像以上にドイツでは不倫は容認されているのでしょうか。
ドイツの新聞は、求人募集欄と同じくらい大きなスペースを恋人募集や結婚相手募集の広告が占めているとか。

浮気、不倫の多い国3位から1位まで
3位はイタリアの45%です。
これはなんとなく納得できる結果ですね。
ラテン系のノリで、不倫も多いのでしょうか。
イタリアでは、男性が女性に声をかけることはマナーのようなものとされているようです。
恋愛に積極的な国民性の結果、浮気不倫が多くなるのかもしれません。
ミラノ、ローマの40〜50代がもっとも浮気不倫をしているという結果もあるようです。
2位はデンマークの46%。
テレビ局のアンケートで調査した結果では、70%以上が不倫行為に反対していますが、実際は7割が不倫経験者だそうです。
過去に浮気をしたことがある人が3人に1人という割合ですから多いですね。
この背景にはエロスに比較的寛容な国民性が影響しているのでしょうか。
1位はタイの56%。
堂々の一位、タイはなんと国民の半分以上が浮気不倫をしたことがあるという結果に!
タイのパッポン通りは世界でもっとも有名な歓楽街ですが、売春が経済のかなりの部分を担っていることは事実です。
不倫浮気との明確な因果関係はありませんが、タイ人の性に対する考え方を開放的にさせている要因ではあるかもしれません。
いかがでしたか?
浮気不倫ランキングに国民性がなんとなく反映されているのは面白いですね。
意外な結果はやはりドイツ。
マジメな国民性のイメージに反して、浮気不倫に対して容認しているようですし、実際に浮気不倫をしている割合も多いのが興味深いですね。
寒い国はやはり浮気不倫率が高いというのもユニーク!
気候というのは人間の精神にずいぶん影響するのですね。
ランキングに日本が入っていないのは、良かったというべきか、意外というべきか。
しかし、許容の割合では10位なのですから、そのうちランキングに入るかもしれませんね。
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ECRII編集部 高橋
25歳年上のバツイチ子持ち彼氏、単身赴任の上司との不倫同棲、など大きな声で言えない恋愛を乗り越え、同窓会で再会した同級生と昨年結婚。愛する夫とともに愛犬を愛でる日々を送る。自身の経験から、様々な形の恋愛に悩める人々に寄り添い応援したい、という思いを抱え、ECRIIを立ち上げる。