不倫相手との関係が良くないと感じたときに、距離を置くのはとても大切です。
しかし「うまく距離が置けず、結局連絡してしまいました」という相談者の方が多いのも事実。
不倫相手と距離を置くのは、実際には辛いことで実行するのは難しいのです。
それでは、なぜ不倫相手と距離を置くのは辛いのでしょうか。
不倫関係を改善したいと相談にいらっしゃる方に私たちが日ごろどんなサポートをしているのかご紹介したいと思います。
なぜ相手と距離を置くことがそんなに辛いのか?
不倫も長く続くと、関係が悪くなることはよくあります。
その場合は一度距離を置くのが効果的です。
距離を置くことで自分の本当の気持ちが分かり、相手の気持ちを取り戻すことができます。
しかし、距離を置くのは口で言うほど簡単なことではありません。
それどころか辛いだけだったと言う人も多いのです。
辛い理由は、「相手に連絡してはいけない」という点に神経を集中させているから。
ダイエットにたとえるとよく分かります。
あなたが「糖質制限ダイエット」を始めたとします。
「甘いもの禁止、ご飯、パン、パスタ禁止」と常に考えていると、ケーキや和菓子、炊きたてご飯のイメージが頭から離れません。
寝ても覚めても、そのことが頭から離れず夢にまで見る始末。
これは本当に辛いですよね。
これと同様に、「距離を置くこと=相手との連絡を我慢する」となると耐えられないのも無理はありません。
私たちによる不倫関係改善サポートの進め方はこうです。
距離を置く、その先をイメージする
距離を置くのが辛いのは、距離を置いた結果どうなるのかが、イメージできていないのが原因。
私たちが依頼を受けて最初に行うのは「距離を置いたことで、二人の関係がどうなるのか」を具体的にイメージしてもらうことです。
1.「明日からは糖質を全て抜いてください。」
2.「糖質は、太る原因になります。これから目標体重に達するまで夕食だけ炭水化物を抜いてください。一週間で効果を実感できますよ。」
1と2では、受ける印象が違います。2だったら実行できそうな気がしませんか?
距離を置くことにはどんな意味があるのか、いつから効果が出るのかを知っておくだけで、辛さは全く違います。
不倫関係を改善するためのサポートでは、距離を置き始めてから何日目にどのような行動を起こすのか、その時に二人はどんな関係に変わっているのかを具体的にイメージしてもらいます。
先のことがイメージできれば、意識はそちらへ集中するので連絡できない辛さをあまり感じなくなります。
それでも湧き上がる悪魔の声

好きな人と連絡できないのは確かに辛いことでしょう。
距離を置き始めて数日経った頃、ネガティブな想像にとらわれて、もしかしたら、こんな気持ちになるかもしれません。
「このまま連絡をしなければ、彼の心はもっと離れてしまうのではないかしら」
「このまま関係が自然消滅してしまうくらいなら、想いの丈をぶつけてしまいたい」
まさしく悪魔のささやきですね。ダイエットでいうところの
「ちょっとくらい食べても大丈夫」
「どうせダイエットなんてうまくいきっこない、もうどにでもなれ、好きなだけ食べてしまおう」
このような心理に近いかも知れません。
そこで負けてしまうと、必ずといっていいほど失敗します。
必ず効果が出ていると信じて、続けましょう。
継続は力なり、これは恋愛関係や不倫関係の関係構築でも一緒です。
不倫の関係改善は、孤独なダイエットのようなもの

一般的な恋愛と異なり、不倫は相手には家族がいるため孤独を感じるでしょう。
自分は週末一人なのに相手は家族と遊びに出かけたり、旅行に行ったりしているわけです。
悩みがあっても相談できる人は限られており、その点でも孤独だと実感するでしょう。
付き合いが順調な時には問題ありませんが、相手の愛情が感じられなくなると孤独を余計に感じてしまうもの。
普通のダイエットは仲間と励ましあって、ランニングを一緒に続けたり、食事制限を続けたりが可能ですが、不倫においてはそうはいきません。
だからこそ、行き詰まった時には、辛さや寂しさの先にある彼との良い関係をイメージすることを思い出してみてくださいね。
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ECRII編集部 利根川
大学では心理学を専攻、卒業後、某出版社勤務を経て現職。趣味は人間観察。一見、色香豊かな女っぽい容姿にも関わらず、男性・女性に偏らないフラットな物事の見方や男女問題にまつわる過去の取材、手掛けた記事といった膨大なデータから導き出す的確なアドバイスに、男女を問わず周囲からの恋愛相談が耐えない。将来の夢は『猫たちと平穏に暮らす石田ゆり子』になること。