「どうしていつもこうなるの?」「わたしたちケンカばっかり…」世の夫婦が喧嘩するように、不倫中の既婚男性と独身女性もまた喧嘩に悩みます。
しかし、不倫や浮気関係においての仲直りは難しく、いちど喧嘩になると長引いたり別れてしまうケースも珍しくありません。
そこで既婚男性と不倫している女性が喧嘩になる原因をまとめながら、魅力的な女性として仲直りする方法から別れを考えたときの対処法までお伝えします。
既婚男性と独身女性が喧嘩になる原因とは?
相手が既婚男性の場合、独身女性側のコミュニケーションが原因で喧嘩になることがほとんどです。
女性始まりの“喧嘩あるある”が起こる原因をひとつずつチェックしてみましょう。
不倫相手がかかえるバックボーンを考えない
本来は個人の性格や求めるつきあい方によってケンカの原因は千差万別。
しかし不倫中の既婚男性には、
・家でスマホをいじれば妻にあやしまれる
・仕事、子育て、家事ですきま時間すら少ない
・既婚で働き盛りの年齢は仕事も忙しい
こうした制約がつきもの。
対して独身女性の場合、たとえ仕事は忙しくても未婚であればプライベートは自由です。
大好きな人には時間さえあればいつだって会いたくなりますよね。
でも、既婚男性と独身女性とでは使える時間もつきまとう制約も大きく異なります。
その差を考えずに「今日会いたい」「どうして会ってくれないの?」と、女性都合でコミュニケーションをとろうとすれば既婚者の男性はこたえきれないでしょう。
不倫という土台の上になりたつ二人の関係には、つねに埋まらない差があるという認識は大切です。
恋愛感情と自制心のコントロールができていない
喧嘩になった、ということは昨日今日はじまった関係ではありませんよね。
どんな男女であれ、関係が長く続くほどココロをひらいていくものです。
しかし、それがときに女性側の“傲慢(ごうまん)”につながることも。
だんだん自制心がきかなくなった独身女性はこんなことを言い始めます。
「これだけ会って“愛してる”って言うなら、そろそろあたしを優先してほしい」
「もっと頻繁に連絡をくれないとあなたの愛情が確認できない」
これは不倫関係であることを忘れ、ふつうの恋愛感情にのみこまれてしまった状態です。
既婚男性が「すぐに離婚して君と結婚するよ!」と誓約書でも書いたのなら話は別ですが、ほとんどのケースで家庭を捨てないのが男性です。
オブラートにつつまず言いたいことをぶつけ合うような、初々しい10代の恋愛ではありません。
大人の女性として不倫の恋を楽しんでいく覚悟なら、女性ならではの“余裕あるある配慮”を男性に感じさせるくらいの気持ちが大切です。
喧嘩は“二人ともガマンできなくなって”始まるもの
「すぐ喧嘩になる」という事実に目がいきすぎると、“いったいどうして喧嘩になったのかな?”という視点が抜けがちです。
具体的にどうなると喧嘩に発展するのか?ケース別に例を見てみましょう。
喧嘩にならないケースとなるケース
パターン1:不倫相手が怒ってあなたは謝る
不倫相手「なんでこうなるんだ?毎回おなじこと言ってるよね?」
あなた「ごめんね。。わかってたのについワガママ言っちゃった。これから気をつけるね。」
パターン2:あなたが怒って不倫相手が謝る
あなた「昨日ずっと待ってたのに…なんでドタキャンしたの?」
不倫相手「本当にごめん。いきなり遅くまで残業になって嫁さんからも“今日は何時に帰るの?”ってしつこく電話かかってきちゃって…どうしても連絡できなかったんだ。」
パターン3:あなたが怒って不倫相手も怒り返す
あなた「最低でも週に一回は連絡くれるって約束したよね?なんで今週連絡くれなかったのか説明してよ!」
不倫相手「こっちはちょっとしたことですぐ嫁にあやしまれるんだよ。バレたら終わりなんだから連絡できないこともあるって前にも言ったはずだよ。少しはこっちの都合も考えなよ。」
どちらかに配慮があれば喧嘩はふせげる
これらの例で喧嘩になるのはパターン3だけです。
つまり喧嘩は「二人がお互い怒ったとき」「言い返したとき」におこるもの。
『相手が素直にあやまれるボーダーを超えた瞬間』から喧嘩に発展します。
逆に言えば、『どちらか一方でも怒らずにあやまる』ことができれば喧嘩にならずにすむわけです。
もちろん、言いたいことをなにひとつ言わない、なんて窮屈ですよね。
お相手の男性が怒りっぽい性格だった、というのも考えられるでしょう。
しかし喧嘩をしない関係性を重視するならば、「カレが納得してあやまってくれるボーダーをあたしが超えちゃったんだ」ととらえるのが女性としてもっともスマートです。
毎週のように喧嘩する状態と、カレとの関係がスムーズにいく状態。
大人の女性として後者を選ぶなら、相手の性格や状況を察知し、余計に怒らせない言い方をこころがけましょう。
既婚男性と喧嘩せず、あなたを“素敵な女性”に見せる上手な方法
世の中の女性には不倫関係であっても男性とうまくつきあっている女性がいます。
そんな彼女たちのテクニックから喧嘩をせずに、あなたをより魅力的に演出する方法を学んでみましょう。
男性の状況を1番に考えているニュアンスを醸しだす
女性より繊細さに欠ける男性ですが、自分を優先されると嬉しいものです。
どんなに会えないことが続いても、LINEやメールの返信が遅くなっても、女性にあたたかいコトバをかけられたらかないません。
「この前あったとき、最近仕事ずっと忙しいって言ってたもんね。すっごく大変だと思うけど応援してるね!」
「バレちゃったらほんとに大変だし、返事遅れるくらい全然気にしてないよ!」
“怒られるんじゃないか?”と思って連絡して、こんな余裕たっぷりの答えがかえってきたら既婚男性もあなたのことを一目おいてしまいます。
暗に「あなたのこと好きだから、1番に考えています」というニュアンスを含ませると非常に効果的です。
ただし、あなたがこれだけけなげに気遣っても「それが当然だろ」と平気で考える男性は考えもの。
もし男性側が完全なセフレ感覚でつきあっていたら、あなただけが消耗することになります。
不倫といえども男性の言動や態度は慎重に見極めましょう。
相手の立場になって自分の行動をふりかえってみる
人間ですから、さみしくなったり夢中になると冷静でいられなくなるものです。
そんなとき、「わたしがもし不倫相手と逆の立場だったらどうか?」という目線を持ってみてください。
たとえば、
夫と結婚して5年目、32歳のあなたはひょんなきっかけで出会った24歳の営業マンと不倫関係に。
「平日のどこか一日だけ、夜の早い時間しか会えない。全然会えないこともあるかも」
と何度も何度も伝えたのに、カレから
「明日の土曜日なんとか会えない?」
「昼間でいいから今からはどう?」
としつこくLINEで連絡が来る。
スマホをどこかに置きっぱなしにはできない不倫生活。
そんな行動すらも夫に怪しまれるんじゃないかとびくびく…
こんな状況があなたの身にふりかかったら、「これじゃ夫にバレちゃうかも」「だんだんめんどくさくなってきた…」と感じそうですよね?
やはり、不倫を隠しながら続ける約束なら相手へのストレスは禁物です。
はじめて関係をもった当時は理解していたのに、時間がたつにつれ自分の思い通りにしたい気持ちが勝ってしまう。
そもそも不倫は、“どちらかの家族にウソをついて不貞な関係にある状態”です。
「最近カレと喧嘩が多いな」と思ったら、まずは一呼吸おいて、あなた自身の物言いや行動を振り返ってみましょう。
男性がイラッとする心理や言動を知っておく
人がイラッとしたり不快に思う瞬間は「理解できない心理」や「自分をバカにする言動」を感じたときです。
男女の違いがもっともよく現れる恋愛において喧嘩にならないよう、男性のイラッとポイントもおさえておきましょう。
1.ハッキリ言わない
「へー、これだけ言われてもまだわかんないんだ」
「あたしの気持ちなんてどうでもいいんだね」
意識しないでもついつい女子がやってしまうやり取りですね。
男性からすると「だからなにが??」「ヘンな感じになってるんだからハッキリ言えばいいのに」という感覚です。
実際、男性にこんなこと言われたらイラッとしませんか?
「○○だって思ってたから楽しみにしてたのに、あなたが忘れてたからショックだった」とハッキリ理由を伝えましょう。
ここはガマンです。
2.自分をやたら下げて話す
いわゆる“卑下(ひげ)する”といわれるパターンです。
「どうせあたしなんて…もういい」
「不倫相手レベルじゃ奥さんには勝てないもんね」
男性は「いや、そんなことはまったく言ってないし」「それ言われてもなんて返していいかわからないよ…」という感情です。
そもそも、お相手の男性があなたのことを“魅力的な女性”として見ていなければ不倫関係にまで発展していません。
その前提をすっとばして繰りだされる“卑下する女子”にも男性は困惑します。
不満があるならストレートかつ対等に話しましょう。
3.上から目線・含みがある
「あれ、こないだも言ったのにまだお店決めてなかったの?」
「いつもこうだもんね~もしかしてまた忘れてた?」
男性のミスであればイライラして嫌味のひとつも言いたくなります。
でもそこであなたがイヤな言い方で返してしまえば、自分で品格を下げてしまいます。
いちいち目くじらを立てて反応せず、
「今からでもおいしいお店見つけてくれたらうれしいな」
くらいの優雅な返事を返してあげましょう。
男性なんてどこまでいっても気がききません。
家庭もある中での不倫ならなおさら気なんてきかない。
そうおおらかにかまえる女性ほど、男性をトリコにするものです。
それでもつい喧嘩しちゃった時におすすめの仲直りの方法
したくてするものでもありませんから、小さなことからいつの間にか喧嘩になってしまうこともあります。
なるべくすぐ仲直りしたい時につかえるおすすめのテクニックをいくつかご紹介しますね。
先手必勝!スピード重視でこちらからあやまる
「こないだはワガママ言っちゃってごめんなさい」
「よく考えたんだけどわたしが悪かったね、ごめん」
女性にたいして多少強めの男性でも、喧嘩がひどくなる前に向こうがあやまってきたらそうそう怒り続けません。
ポイントは深く考える前に自分からあやまってしまうこと。
考えれば考えるほど「やっぱりあたしは悪くない!」「なんであんな勝手なこと言われなきゃいけないの!?」と、気づいたら怒りのループに巻き込まれてしまいます。
喧嘩した時は感情的になったほうの負けです。
“目的が仲直り”なら、ツンツンしたプライドは捨ててなにも考えずにあやまってしまいましょう。
効果バツグン!不安にさせてから直接あやまる
喧嘩がヒートアップしてしまい、流れ上どうしてもLINEやメールのやり取りであやまりづらくなる場合もあると思います。
そんな時は、「話したいことがあるから○日に会えない?」と連絡してみましょう。
完全に喧嘩した流れから“話したいことがある”と言われたら、「まさかもう別れるって言うんじゃないだろうな!?」と男性に不安がよぎります。
いざ会ったら即座に「この間はごめんなさい。LINEじゃどうしても言えなくて、直接あやまりたかったの…」といった流れ。
最悪の事態まで想定していた不倫相手からすれば、『別れるつもりじゃない+彼女からあやまってくれた』のダブルパンチで怒る気持ちもうせてしまいます。
これで仲直りができたら食事にいくもよし、気持ちが高まったら一緒に愛を確かめてもいいかもしれませんね。
喧嘩が原因で不倫を終わらせようか迷ったとき
難しいのは喧嘩しても仲直りしたい気持ちがいっさい起きず、“別れを考えてしまう”パターンです。
会えば喧嘩、LINEでもいやなやり取りばっかり。なんだか疲れてあやまる気も起きない。
こんな状況の人は、既婚男性との不倫関係自体に嫌気を感じているのかもしれません。
また、適当で愛情のない彼の反応にむなしさを覚えはじめているのかもしれません。
「仲直りしたいって思えない…なんでだろう…」
あなたの中にモヤモヤした感情が生まれているときは、自分のココロを正直に深掘りしてみてください。
「なんだか疲れちゃった」
「もう不倫なんて続けたくない」
「結婚できる恋人を見つけたい」
もしもこんな感情に行き着いたときには、既婚男性との不倫関係解消をかんがえましょう。
あなたのなかに生まれた矛盾はかくせないほど大きくなっています。
常にバレるかもしれないリスクと、自分の愛情がとどかないイラだち。
心身ともに消耗し、未来が見えない状況が不安で不安で仕方ないのかもしれません。
たとえ不倫をしていたとしても、あなたの人生はあなただけのもの。
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ECRII編集部 高橋
25歳年上のバツイチ子持ち彼氏、単身赴任の上司との不倫同棲、など大きな声で言えない恋愛を乗り越え、同窓会で再会した同級生と昨年結婚。愛する夫とともに愛犬を愛でる日々を送る。自身の経験から、様々な形の恋愛に悩める人々に寄り添い応援したい、という思いを抱え、ECRIIを立ち上げる。