ニュースでも度々報道されている芸能人の不倫騒動ですが、実は私たちの身近なところにも存在しています。出会いやきっかけは人によってそれぞれですが、同じ職場から不倫に発展するというカップルも少なくありません。その中でも、不倫に発展する確率が高いといわれる職場は一体どこなのでしょうか。原因も含めてみていきましょう。
プレッシャーから不倫しがちな『病院』
なんと、病院は最も不倫が多い職場だといわれています。医療現場は人の命を預かる場所であり、毎日生死と向き合う特別なところです。そのため、働いている医師や看護師たちは日々過大なストレスとプレッシャーを抱えながら従事しているといえるでしょう。さらに上下関係や問題視されている人員不足による過酷な労働環境で、精神的な負担や疲労も貯まるばかりです。
そのような日々の中、少しでも癒しを得たいと不倫をしてしまう方が多いようです。医療現場という独特の環境にいるからこそ、お互いわかり合えることも多いのでしょう。
大きな病院ですと、その分従事している人たちも数多くいるので、出会いの数も比例します。不倫関係に陥りやすい医師と看護師も日頃から接する機会は多いです。また、医療従事者は他の職業と比べても病院での勤務時間も長く、夜勤も発生するので、自宅にいる時間も少なくなります。そのため、家族よりも仕事のことを考える時間も多く、結婚生活が長い分だけ気持ちが薄れてしまうということもあるのかも知れません。
労働環境の過酷さゆえ?『老人ホーム』不倫
少子高齢化で年々増えてきている老人ホームですが、病院と同様に不倫カップルが多い職場なのです。
老人ホームでは、介護士が体の不自由な年配の方たちのお世話をほぼ付きっきりで行います。また、一般的に夜勤を含んだシフト形態になるのでとてもハードな仕事であり、肉体的にも精神的にも負担を感じる方が多い環境だといえるでしょう。
このように介護士は大変な職業であるにも関わらず、収入が低いためフラストレーションを感じている方も少なくありません。同じ職場で働いている者同士が励まし合ったり、相談し合ったりすることはどの職場でもありますが、介護士という職業柄、より深い絆が生まれやすいのではないでしょうか。
決して良いとはいえない労働環境にいるからこそ、その人の良さが見えてきて惹かれる場合もあります。切磋琢磨して頑張る仲間から、恋心が芽生え不倫へとつながるケースが多いようです。
ノルマが厳しい『生命保険会社』も不倫多発
生命保険会社でも不倫カップルが多くいるようです。生命保険会社で働く人は基本的に営業職になります。個人や法人のお客様に保険商品を提案することや、すでに契約を結んでいる方々へのアフターフォローを行います。
新規契約を増やすなどのノルマが多いことで有名ですが、そのハードルも高く、ストレスが溜まりやすい環境であるともいえます。基本的に男性上司の下に、女性外交員が何人かいるという体制になっていて、ノルマもグループごとに請け負う場合が多いです。
そのためノルマ達成への一体感が生まれ、仕事の悩み相談なども話す機会が自然と増えて親しくなりやすいといえます。残業を一緒に行うことや、仕事終わりに飲みに行くなども当たり前になるので、お互いに惹かれ合って、不倫関係になるケースがとても多いようです。
ホテルの空き部屋逢瀬!?『ホテルマン』の不倫
意外に不倫が多いのは、職場がホテルの場合です。
ホテルでは数多くの従業員が勤務しているため、スムーズに連携をとることが必要不可欠になります。情報の共有や引継ぎ、細かい連絡などのコミュニケーションを同僚はもちろん、上司や部下ともとらなくてはいけません。
また、ホテルマンは接客業であるため、元々社交的で明るい方が多く働いています。お客様や従業員同士など、とにかくたくさんの人たちと接する職業なのでコミュニケーション能力も優れており、恋愛においても積極的にアプローチする人が多いようです。
ホテルの場合も勤務時間が長く、夜勤もあるため自宅にいる時間が短いといえるでしょう。そして空いている客室や従業員用の仮眠室などを利用して、男女の関係になるケースも少なくないのです。職場の中で仲を深められるので、家族に知られないと思う方も多く、不倫関係になるハードルが低くなっているのではないでしょうか。
ストレスと癒しが不倫原因の共通ワード
このように不倫が多発している職場環境を見てみると、その要素が共通点にあげられます。まず、どの職場もハードワークが必須であり、ストレスを感じやすい環境であるといえるでしょう。
お互いに癒しを求めたり、助け合ったりしていると不倫関係に発展しやすくなるようです。また、接する機会が多く親しくなりやすい環境であることも原因のひとつといえます。グループで行う仕事や連携が必要な職場であると自然に近しい間柄になるので、職場の同僚の枠を超えてプライベートな関係へと発展するのでしょう。
いけないとはわかっていても好きな気持ちは止められず、同じ職場の相手なら毎日会えることができるため、余計に関係が深まっていきます。2人だけの秘密という環境も、さらに燃え上がらせてしまう要因なのかも知れません。
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ECRII編集部 利根川
大学では心理学を専攻、卒業後、某出版社勤務を経て現職。趣味は人間観察。一見、色香豊かな女っぽい容姿にも関わらず、男性・女性に偏らないフラットな物事の見方や男女問題にまつわる過去の取材、手掛けた記事といった膨大なデータから導き出す的確なアドバイスに、男女を問わず周囲からの恋愛相談が耐えない。将来の夢は『猫たちと平穏に暮らす石田ゆり子』になること。