あなたは大丈夫!不倫の辛すぎる別れから立ち直るメンタルメソッドと未来の作り方

2022.3.20
別れの辛さから立ち直って明るく生きていく女性

不倫といえど別れはとても辛く悲しく、気持ちをどうすることもできません。
「彼との思い出が頭から離れない」
「切ないヘンな気持ちがずっと続いてる」
「なにをしてても楽しくない」
「このまま一人でどうやって生きていけばいいの?」

そう、不倫の別れから立ち直るのは想像以上に難しいのです。

でもそのままではあなたの心は一生晴れないまま、かけがえのない時間をムダにしてしまいます。
そこで、不倫の辛い別れから立ち直るためのメンタルメソッドと、あなた自身の手で未来を切りひらく方法をお伝えします!

不倫から立ち直れない…心の辛さを増幅させている正体

「辛いものは辛い…理由なんてないでしょ!」と思っていませんか?
ものごとには理由があります。
ただガマンするだけが対処法ではありません。
あなたの心を苦しめる正体を知ることが不倫から立ち直る第一歩になります。

“心のよりどころ”がなくなることへの不安

要するに、精神不安定になるキケンを察知したあなたの心が、無意識レベルで恐怖を覚えて「辛い」「悲しい」感情を作り出しています。
あなたの心が恐がっているわけです。
たとえ不倫であっても恋人状態の異性がそばにいれば、とっても安心しますよね?

それは、なにかあれば助けてくれる存在であり、さみしくなる前に連絡できる存在であり、自分を必要としてくれる存在であり、恋もしてない女性とくらべて優越感を与えてくれる存在。
夫婦や家族もこの延長線上に位置しますが、人が精神的に依存しあうことでより強い関係を結ぶための本能のようなものです。

そんな心のささえが突然いなくなることへの恐怖。
でもそんな時こそ「この気持はどこからきているのか?」「必ず原因があるはず!」そして、“わたし、心のよりどころがなくなるのが恐かったんだ”と考え、まずはしっかりと不安の正体を理解しましょう。

自分でコントロールできない不倫記憶の波

5分前に考えていたことがなんだったか覚えていますか?
じつは日常生活におけるほとんどのことは長期的に記憶されません。
しかし人間の記憶とはフシギなもので、繰り返し経験したこと、印象深いできごと、自分にマイナスのできごとは長期記憶として保存されます。

昔のことなのになぜか鮮明に覚えてるシーンってありますよね?
不倫相手の彼と何度も何度も会って愛をはぐくみ、いままでの何倍もドキドキして、強烈に嫉妬したり悩んだり、その結果キズついて別れる…
これだけのインパクトがあれば、あなたの頭の中には彼との思い出が長期記憶として刻み込まれても何もおかしくありません。
「考えるつもりもないのに、気がついたら彼のことを想っていた」という人は記憶が原因の可能性があります。
意識しないうちに記憶に支配される恐さもぜひここで知っておきましょう。

楽しい時間が終わることへの心残り

「日曜日の夜は憂鬱になる」「旅行の最終日はさみしくて帰りたくない」「もう一度、大学のサークル時代にもどりたい」こんな切ない気持ちになることありますよね?
さみしくて切なくて、なんとも言葉にできない心残り。人は楽しいと感じた時間にとことん執着します。
「この時間がずっと続けばいいのに…」そんな子供のような思考回路はだれにでも備わっています。
楽しかった時間を失うことへの心残り。
そして、それは不倫でも同じです。

「上司の○○さんがあたしのこと好きだなんて…夢みたい」
「社内でこのヒミツを知ってるのは彼とあたしだけ」
「まさか今晩ラブホに行くことになるなんて…!」

ドキドキが止まらない、甘い蜜のような時間はどんな女性だってずっと味わっていたいもの。
しかしそんな時間も長くはつづきません。
最高の瞬間があれば、いつかは下がる瞬間が訪れます。
山あり谷あり、必ず浮き沈みあるのが本来の人生です。
でも不倫中の楽しい時間に夢中になるあまり、「彼とわたしはずっと続く関係なんだ」と錯覚します。
そうして不倫関係が終わった瞬間から“戻らない時間への心残り”に支配されてしまうのです。

“過去の方が幸せ”という思い込み

“楽しい時間への心残り”の進化系的感情です。
「もうアタシに未来なんてない」「このさき一生幸せになんてなれない」
不倫相手と別れたドン底のメンタル状態では、前向きに未来のことなど考えられませんよね?
それは過去と現在をくらべ、現在の方が「不幸だな」と感じた瞬間に訪れます。
そもそも、過去に戻ることなんて誰にもできません。
わかっていても不倫相手と別れたダメージが重く辛く、さみしすぎて過去の幸せに執着してしまうのです。

そして執着が強いだけでなく「あの時より幸せになることなんて一生できないんだ」と勝手に思い込み、泥沼のような不安ループに巻き込まれます。
心残りだけよりさらに深みにハマった状態。“過去の執着を絶対!とした思い込み”は、それほどあなたが不倫から立ち直るきっかけを奪うキケン材料なのです。
過去には戻れませんが、未来が不幸かどうかなんて生きてみなければ誰にもわかりませんよね?
冷静に見れば、あなたが過去を引きずったまま立ち直れない根拠なんてなにひとつないのです。



さみしさに勝つ!不倫の別れから立ち直るメンタルとは?

悲しくて頭を抱え込んでしまう女性

カンタンにいかない状況ほど武器が必要。
あなたを支えているのはメンタル(精神)です。
不倫の別れから立ち直るために必要な考え方を学んでおきましょう。

そもそもの“不倫ロジック”を理解する

「別れたんだ」「もう二度と会えないんだ」不倫の別れを経験した女性は、“自分のこれから”ではなく“別れた事実”の方に気持ちが向きがちです。
うまくいかないときには“そもそも論”で考えるのが有効な方法。
不倫ではじまった恋愛のほとんどは「結ばれない恋」であり、運良く一緒になれても相手の奥さんから受ける恨みダメージは、計り知れない一生の傷をあなたに残します。
どんな別れであれ、“不幸と隣り合わせの不倫から抜け出した”という事実は長期的にみればあなたのプラスになるはずです。
遅くても2、3年以内に不幸な結末が待っている道を、危うくあなたは進むところでした。
99%幸せにはなれないそもそもの「不倫ロジック」を理解すれば、一時的に辛くとも必ずあなたは新しい一歩に近づいています。
そう頭でわかっておくことは、不倫の別れから立ち直るメンタルの土台となります。

“目の前のことに振り回されるのが人間”と知る

「降りかかった彼との別れで頭がいっぱい…なにも考えられない…」となりがちですが、安心してください。
“目の前のことに振り回されるのが人間なんだ”と知らなければ誰でもこうなります。
部屋の掃除中に昔のアルバムが出てきたらついつい見ちゃいますよね?
でもそのまま見続けたら、いつまでたっても掃除は終わりません。
目的は“掃除”だったはず。別れたことにばかり意識が振り回されるのも同じこと。
まずは「あたし、別れた事実しか見えてなかったんだ」と気づくことです。
あなたの本当の目的は“不倫の別れから立ち直ること”だったはず。
別れはショックです。でも決してあなたの人生が今日で終わったわけでも、二度と恋愛できないわけでもありません。
意思を変えればいつだって自分の人生を取り戻せます。

振り回されちゃうこともありますが、「わたし自身でコントロールできるんだ!」と知ることでメンタルは強くなります。

辛すぎるときは人に話を聞いてもらう

精神的に追い込まれているときほど、人のやさしさによって心はほぐれるものです。
信頼できる友人でも家族でもいいんです。
思い切って誰かに頼って話を聞いてもらいましょう。
中途半端に「恋人といろいろあって…」なんてウソを言ってはいけません。
「結婚してる男の人と不倫してて、…こういう経緯で別れてしまって。今はこんな気持ちでどうしていいかわからない…」別れて辛いときこそ、自分自身にも信頼できる他人にも正直にぶつかること。
無理して心がダメになってしまうくらいなら他人に助けを求める方が賢明な選択です。
もちろん、どうしても知り合いには相談したくない、信頼できる人がいない、社内不倫で誰にも言えない、という女性もいるでしょう。
そんな人は匿名だってかまいません。
Yahoo!知恵袋OK WAVEなどの質問掲示板だってアカウントがあればカンタンに相談できます。
また、悩みの深い人は

「不倫のプロ」に電話相談してみるのもありです。

不倫の様々なケースに対してアドリブで対応できるほど深い知識と相談経験を持つプロのアドバイスは的確。
自分のことが客観的に理解できたり、知らなかった考えにふれるだけでも、あなたのメンタルはブレにくくなります。



立ち直れないとき“逆におすすめできない”NG行動

気を紛らわすために料理をする女性

“よかれと思ってやったことが裏目に出た”なんて経験一度はありますよね?
理由はカンタン、あなたが間違いを「知らなかったから」です。
最悪の結果にならないようNG行動についても知っておきましょう。

料理をはじめる

呼吸するように料理を作れちゃう人ならまだしも、彼を忘れるために料理を始めるのはおすすめできません。
真剣な気持ちで作れば作るほど、できあがってから「これ、誰が食べてくれるんだろう…」「自分一人のために作った料理なんだ…」という思いがあなたを苦しめます。
女性特有の「好きな人にごはん作ってあげたい!」という気持ちがストレートにでてしまうのが料理ですから要注意です。

一人旅を計画する

国内であろうと海外であろうと、一人旅中は頭の中で自分自身との対話が増えます。
不倫から立ち直れていないメンタル状態で、ほとんど誰とも会話せずひたすら心と向き合っていると気が滅入ってきます。
一人旅をしたことのある人ならピンとくるところですが、気ままに見えてけっこう孤独な時間ばかりです。
ごはんを食べるのも一人、キレイな景色を見ても共感する人はいない、ホテルに戻っても、温泉に入っても、どこに行っても…一人。
精神状態によっては完全逆効果となりますので慎重に検討しましょう。

彼の趣味や好みを追いかける

別れた不倫相手の彼が好きだった趣味や場所もキケンです。
ダイレクトに彼とのことを思い出してしまいますから、立ち直れていない状態ではダメージを深くする一方になってしまいます。
彼との思い出を断ち切り、新しい環境に身を置くことが一番ですから逆効果になることは意識して避けましょう。

今までの自分と同じ行動をする

人間はすでに知っていること、慣れていることのほうがラクに感じるもの。
でもそれでは頭を使わなくとも、体で感じなくともサッとできてしまいます。
考える余裕ができた瞬間にあなたの心のスキマには彼との思い出が…。
初めて体験する趣味や勉強だからこそ、頭や体を使って別のことに集中できるのです。
いい意味で余裕がなくなるくらいのものを選ぶよう意識してみてください。

終わった不倫に決別!あなた自身で明るい未来を作る方法

明るい未来に向かって一歩ずつ階段を踏みしめて進む女性

ドン底からはい上がり、あなた自身で明るい未来は作れます。
そのために役立つ具体的なテクニックも学んでおきましょう!

不倫の記憶にかかわるすべてのものを処分する

前半で不倫の別れを辛くする「長期記憶」の話をしました。
記憶はなにかをきっかけにして瞬時によみがえるもの。

・彼からのプレゼント
・スマホに入っている昔の写真
・LINEの友だちリストにでてくる名前
・一緒にお酒を飲んだお店
・彼がつけていた香水の匂い
・耳元でささやかれた甘いコトバ…

挙げればキリがありません。
こうした彼にまつわるすべてのものが、不倫時代の記憶を呼び起こすきっかけとなりあなたを傷つけます。
不倫の別れから立ち直るために、まず物理的なもの・すぐ目に入るものからの断捨離がおすすめの方法です。
心を鬼にして、徹底的に取り組んでみてください。

不倫相手の彼とは関係ないステップ・環境を自分で用意する

みずから強制的に環境や生活パターンを変えてしまえばいいんです。
「なんかやらなきゃ~」「動かなきゃ~」と頭で考える前にとにかく行動あるのみ!
仕事に打ち込みたいなら資格を取るためのビジネススクールやパソコンスクール、今後のスキルにできそうな資格講座に通ってみるのもいいでしょう。
趣味を兼ねるならヨガやダンスなど、精神集中しつつ体を使うジャンルも効果的。
思い切って車やバイクの免許を取ってみるのもありです。
不倫中とはちがう流れに身を置くことで「つい彼のことを考えてしまう」思考を断ち切る方法です。



社内不倫だった人は“転職”も視野に入れてみる

社内不倫をしていた女性は記憶が薄れるどころか、会社で彼を見るたびに辛さがいっそう増すことも。
何度も反復して見たものほど長期記憶に刻まれやすいのが人間の脳内メカニズムです。
毎日毎日彼のことを見てしまったら癒える傷も癒えません。
ここは荒療治も必要です。
「それはちょっと無理かも…」と思いがちな“転職”だって、強制的に環境を変えるきっかけのひとつ。
準備とリサーチは必要ですが、転職したら毎日が新鮮で大変で彼との思い出にひたってるヒマなんてありません。
もちろん彼の姿を見ることも声を聞くこともなくなりますよね。
以前は不倫という“イケナイ情事”に踏み込めたあなたです。
今こそ思い切った行動で環境を変え、彼との別れから立ち直りましょう。
ハードル高い環境ほど過去を振り切れる可能性も高まりますよ。

一歩ずつ“必ず立ち直れる”と信じる

あなたは不倫をやめて良かったんです。もし不倫をやめていなかったら、

・結婚している彼の奥さんにバレて、恨まれ、多額の慰謝料を払わされる
・彼が離婚しないまま、3年たち5年たち、女性としての若さをどんどん失う
・新たな出会いがあろうと、キケンで刺激的な恋愛じゃないと満足できなくなる

一時の恋愛気分とひきかえにこれだけのダメージが考えられます。
すずしい顔で受け入れられるでしょうか?
不倫をやめなければあなたの人生はメチャクチャになっていたのかもしれません。
ネガティブな気持ちは不幸を引き寄せ、ポジティブな気持ちは幸せを呼び寄せます。
不倫の別れがどんなに辛くさみしいものでも、負けない気持ちをしっかり持つことです。
不倫から立ち直る最後のカギはあなた自身が握っていることを忘れないでください。



ECRII編集部 高橋

ECRII編集部 高橋

25歳年上のバツイチ子持ち彼氏、単身赴任の上司との不倫同棲、など大きな声で言えない恋愛を乗り越え、同窓会で再会した同級生と昨年結婚。愛する夫とともに愛犬を愛でる日々を送る。自身の経験から、様々な形の恋愛に悩める人々に寄り添い応援したい、という思いを抱え、ECRIIを立ち上げる。

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