意外と知らない不倫の実態 出会い~終焉まで

2018.3.11
口紅が襟についた白シャツを持ち上げる女性の手

各メディアでは芸能人の不倫に関する報道が連日されており、不倫をしている人は世の中に多く存在すると思いがちです。しかしながら、既婚者の中には不倫をしてみたいという願望は少なからずあるものの、実際に行動に移す人は少なく、不倫をしている人の絶対数は決して多いとはいえません。

しかしながら、自身は不倫をすることはないと考えていても、配偶者が本心でどのように考えているかを察することは困難です。その一方で配偶者の不倫は、家庭崩壊、夫婦関係の破綻など自身にも大きな悪影響をきたすため、不倫についてまったく考えないという訳にもいかないでしょう。

ここでは不倫に関する実態をご紹介すると同時に、それらが夫婦関係にどのような悪影響をもたらすのかということも総合的に解説していきたいと思います。

スマホを操作する女性の手元のクローズアップ

出会いは職場からSNSまでさまざま

実際に不倫をしたことがない人は、不倫をする人がどのような場所で不倫相手と出会ったのかということも想像がつかないかもしれません。しかしながら、不倫相手との出会いの場は日常のいたるところに存在します。

普段は家庭の外で働いている人にとって、職場は同僚や顧客など、さまざまな人との出会いの場となります。通常、まじめに働いていれば仕事を通して出会った人を不倫相手の候補として見ることはありえませんが、少しでも不倫願望を持っている人にとっては、そのような出会いが不倫のきっかけとなることもあり得るでしょう。

また、近年では各種SNSの普及により、自ら出会いを求めて行動を起こさなくても、スマホひとつで簡単に不倫相手を見つけられるようになりました。SNSを利用した出会いには金銭面での負担も伴わないというメリットがあり、そのことがより不倫をしやすい社会に拍車をかけているといえるでしょう。

このように現代では不倫相手との出会いの機会はいくらでもあり、自身が行動さえ起こせば簡単に不倫ができる時代に突入しています。

書類を広げたデスクの上で電卓をはじいて計算する背広の男の手

最大のリスクは慰謝料

一方で不倫にはさまざまなリスクが伴うことも忘れてはいけません。中でも特に大きなリスクのひとつが、不倫がばれてしまい、離婚をせざるを得なくなった際に支払う慰謝料です。

不倫に伴う慰謝料は不倫の度合い、それによって生じた被害者側の被害の程度、加害者の支払い能力や社会的地位の程度などによって金額が決定されます。そのため具体的な金額を示すことはできませんが、場合によっては数百万円となることも少なくありません。また、慰謝料は不倫をした既婚者のほうだけでなく、不倫相手に対しても請求することができ、この金額も数百万円を超えることがあります。

また、不倫の時効は「不倫をしたときから20年」、あるいは「不倫相手が判明したときから3年」のいずれかが適用されるため、裁判も含めると不倫をする側にも長期的な忍耐が必要とされます。

これらをまとめると、不倫には数百万円の慰謝料の支払いと最大で20年もの間不倫を隠し通さなければならないというリスクが伴い、不倫をすることがそれに相応しい価値があるのかどうかという点はよく考えなければなりません。

上半身裸の男の背後から下腹部で手を伸ばす上半身裸の女性

誰もがハマる不倫セックスの魅力

ギャンブルやアルコール、タバコなどのように不倫には常習化しやすいという特徴がありますが、その大きな要因は不倫相手とのセックスでしか感じられない快楽にあるといわれています。

通常の夫婦関係では、何度もセックスを重ねるうちにマンネリ化してきてしまい、そのことがセックスレスを招くことも少なくありません。一方で不倫相手とのセックスでは、いつもとは違う肉体・感触・匂いといった要素が五感を刺激するだけでなく、自身が倫理観に反することをしているという背徳感がセックスによる快感を増幅させ、常習化してしまうことが多いといわれています。

このことはただ単に不倫相手とのセックスの快楽に溺れるだけでなく、セックスに対して自分でも信じられないくらい情熱的になれる自分自身の発見という体験を通すことで、新たな自分を再発見させてくれた不倫相手への愛着を増幅させることにもつながり、そのことがさらに不倫を常習化させているとも考えられます。

不倫のきっかけと終わり

不倫を始める動機はいくつかのパターンに分けることができ、自身の物事に対する考え方と比較すると、自分が不倫に走りやすいタイプか否かもある程度判断する事ができます。

自己啓発・自己救済を目的とするタイプ

自分自身に対して自信を持てない人が自己啓発や自己救済を目的として不倫に走ることも少なくありません。このようなタイプの人は、自身の価値を高めてくれる人、より魅力的に見える友人や知人の配偶者、自身の悩みを聞いてくれる人などと不倫に走りやすい傾向があります。

パートナーとの関係悪化を原因とするタイプ

パートナーとの関係悪化を原因とし、不倫に走る人も少なくありません。このようなタイプの人の場合、パートナーへのあてつけや、わざと不倫を見せつけることによる夫婦関係の破綻、あるいはパートナーへの直接的な復讐などを目的として不倫に走ることが多く、普段から嫉妬深い人などはこのタイプに該当することが多いでしょう。

一方で不倫にも必ず終わりがありますが、多くの場合、それは「バッドエンド」であり、不倫を経て本当の幸せを見つけられる人は限りなくゼロに近いと考えたほうがよいでしょう。特に不倫はバレて終了することが多く、そのあとには高額な慰謝料の負担や夫婦関係の破綻などしか残らないということは忘れてはいけません。

ECRII編集部 吉岡

ECRII編集部 吉岡

新人編集部員。三度の飯より恋が好き、な恋愛至上主義者の26歳女子。過去に10歳年上の男性との不倫経験あり、現在はパートナー募集中。仕事がうまくいっている時ほど、恋愛もうまくまわり出すものだと信じ、現在は連日編集作業の日々。休日は映画館で恋愛作品をチェックするのが定番の過ごし方。恋する女性すべてを美しくしたい!とファッションや美容についても目下勉強中。

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