『カップル喫茶』初体験レポート!

2018.3.20
ステージ上で絡み合う男女とそれを見る人々

『カップル喫茶』ってご存知ですか? 男女セットでしか入店できず、お客さん同士で突発行為を楽しむバー。それが『カップル喫茶』。

『カップル喫茶』と言う言葉も、もちろんその内容も全く知らなかった私は、ひょんなことから「カップル喫茶に行くのがストレス発散です!」と豪語する年下の男の子と知り合い、ライターとしての取材魂が炸裂。こんな機会はそうそうない、どんなところか見てみたいから連れて行って!とお願いしたのでした。今回はそこで見た、衝撃の『カップル喫茶』初体験をレポートします。



目に飛び込んできたのは上半身裸の男性だった

る夏の日。年下の男の子Sくんと都内の駅で待ち合わせ。もう前日からドキドキ&そわそわ。突発行為はできないという前提で連れて行って欲しいとお願いし「もちろん大丈夫ですよ、ただみんな真剣なので笑ったりしないでくださいね」と言われたものの、大丈夫かな、いきなり襲われたりしない……?みんな真剣って何が?どんな風に?と不安はぐるぐる尽きない。

すでに何回か経験済みのSくんの後ろについて着いたのが、ある雑居ビル。一見普通のバーに見えるけれど、ピンポンを鳴らして何度か扉を開けるのが大きく違うところ。

そこで靴を脱ぎ、携帯も含む全ての荷物を預ける仕組みに。値段は二人で1万円ちょっと。

荷物を預け、ドキドキしながら扉を開けるとまず飛び込んできたのは、コの字型のソファ。そこに6、7組のカップルが座ってお酒を飲んでいる。驚くべきことに、数名の男性は上半身裸で下だけ下着。女性もざっくりとした白いシャツだけの人や、黒いレースのネグリジェの人、セーラー服のコスプレをしている人もいる。

「ダブルッ子さん、僕たちもあの席に座りましょう」とSくんが言うのに、その男女を見ただけで緊張した私は「私は絶対やれないからね」と強く念押し。

座る場所もないくらいソファはぎゅうぎゅうで、急に2組のカップルが立ち上がった。「隣のプレイルームに行くんですよ、見に行きましょう」とSくん。ソファで合意したカップルは順番に隣のプレイルームに移動するらしい。

仮面をつけお酒のグラスを持ち微笑む女性たち

基本はスワッピング。一心不乱に腰を動かす光景が広がった

私はビビりすぎて「絶対離れないでね!」とSくんの手首を握って、彼に引っ張られるままについて行くと、すぐ隣のプレイルームはソファエリアより薄暗く、時折ビート音が響くクラブ音楽がかかっている。カーテンなどの仕切りもなく、ただ、ビニール製のマットが引いてあるだけ。

そこで見た光景を一生忘れることはできないと思う。

男性のお尻が15個ほど私の方を向いて、リズムカルに動いていたのだ。

15組の人が目の前でヤッている風景。あまりにも目の前に普通にあるので、何をしているのか理解するのに数分を要したほど。

ほとんどの人が全裸。時々女性がコスプレ。隣とくっつきそうな距離で、みんなが一心不乱にエッチをしている姿。そして熱気。私、ただただ呆然。

「基本はスワッピングです。それ見て興奮してしているカップルもいるはずです」とSくんが横からコソッと耳打ち。

よく観察してみると、やっていることはシンプル。キスから始まり、胸から下へ、そしてゴムをつけて挿入。そして動く。すごくみな淡々としているように見える。動きの速さはものすごいマッハの人もいれば、スローに腰を動かしている人もいる。「速さはみんなそれぞれですね」とSくんが言ってくる。

私たちが見ているすぐ横で、見ていたカップルがヤり始めて、周り全てエッチをしている人に囲まれる状況になり、思わず慄く。

後でSくんに「ダブルッ子さんは、ウユニ塩湖を見ているような顔していましたよ」と笑いながら言われた。その表現もイマイチ分からなかったけど、私はその光景を見て、本当に見たこともないものを見たという、何とも言えない顔をしていたのだろうな。

肉欲の塊を見ていたら、次第に意識が朦朧としてきた。「もう出たい」とSくんに訴えると「まだ30分もいないですよ。あのカップル、一人の男性に二人の女性がついていますよ、もっと近くに行きましょう」と引っ張られる。



ここでは体力が続く限り相手を変えてやり続ける

軽くめまいを起こしながらマットに座った瞬間、ひやっと濡れた感じがして、我に返った。自分の着て来たワンピースが何かで汚れるくらいなら、ラックにかかっているコスプレの服を着た方がマシ、と猛ダッシュでセーラー服に着替える私。

人前で着替えられちゃったのも、ココだからかもしれない。

さっき見たカップルが今度は相手を変えて、私の目の前30cmの距離のところでし始めている。

どうやらここでは、相手のカップルを変えて2回3回とするのは当たり前のよう。Sくんは5回したこともあるそう。その声と息遣いがすごすぎて耐えられなくなり、セーラー服を速攻着替えて店を出た。家に帰ってもしばらく、あの15人のお尻が私を向いて動いている光景がフラッシュバックしてきた……。

こうして終えた、私の『カップル喫茶』初体験なのでした。

カップル喫茶にいた人がみんな清潔感のある美男美女、しかもだらしない体の人がいないことには衝撃でした。でも、人に見られたい欲求があるからこそ、男女共に体を鍛えているのは当然のことなのかも知れません。カップルで行けば「知らないところでヤラれるよりも、公認浮気ってことでむしろ安心」なんて話も聞きました。

まだまだ、いろんな知らない世界がたくさんあるもの。怖いもの見たさで、さぁ次はどこに行こう?



ダブルッ子

ライター ダブルッ子

雑誌やWEBでインタビューやコラムなど、多岐にわたって活躍する女性ライター。プライベートでは一児の母。職業柄、とにかく引き出し上手の聞き上手で、周囲の女友達やママ友、仕事仲間など既婚女性を中心とした”人には言えない”恋愛話を大量にストックしている。さまざまな業種やライフスタイルの女性たちが赤裸々に語る、脚色一切ナシのリアルすぎる婚外恋愛や不倫エピソードのインタビューは、ドラマ以上に刺激的。

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