既婚女性が不倫に走った理由とは?セックスレスと不倫の関係

2018.3.12
布団からはみ出してる女性の足の裏と覆いかぶさる男の足の裏

不倫に関する報道は連日ワイドショーを賑わしており、不倫をしたことがない方の中には、ここまで騒がれるにもかかわらず不倫をしてしまう人の感情がまったく理解できないという方も多いことでしょう。

不倫をする理由は個々によって違いがあることは容易に想像できますが、一方で不倫をする既婚女性の中には配偶者との間でのセックスレスに悩み、不倫に走ってしまったという方も少なくないようです。

しかしながら、テレビドラマなどで扱われる不倫は現実とかけ離れた設定がされていることも多く、現実との大きな違いがあることに気づかないまま、テレビドラマのイメージだけで現実の不倫を語っている人も少なくありません。

セックスレスを原因とした既婚女性の不倫は、このような理由から決して明るみに出ることはなく、その絶対人数の多さにも気づかない人が殆どです。今回は、このようなセックスレスを理由とする既婚女性の不倫について実例を用いて解説したいと思います。

不倫する既婚女性にはセックスレスの人が多い

乱れたシーツを2つの枕がある誰もいないベッド

不倫相手の子を妊娠

30代で結婚、出産、マイホームの購入などを経験した女性Aさんは、はたから見れば何の不自由もない幸せな毎日を送っているように見えました。しかしながら、結婚当時から夫とのセックスには義務感を感じており、第一子を出産した直後からはこれといった原因もなくセックスレス状態となってしまいました。

出産直後は子育て中心の毎日を送っていたため、セックスレスであることもさして気にしてはいませんでしたが、子育て中心の生活に慣れ始めたころからAさんは、今後もセックスレスの状態が続き、女性としての自分の価値がセックスを通して実感できないまま年を重ねることに疑問を抱き始めました。

しかしながらAさんの夫は依然としてセックスに対しては消極的なままだったため、Aさんは徐々にフラストレーションがたまるようになり、家庭内別居中だった同世代のパパ友と不倫関係を持つようになりました。

Aさんは不倫を始めた当初は罪悪感を感じていたものの、自身の女性としての価値を再認識させてくれる不倫相手は徐々にAさんにとって欠かせない存在になっていきました。

屋外で妊娠した大きなお腹を抱えるボーダーシャツの女性

不倫相手の子を「夫の子」として産む

Aさんは、当初は不倫相手とのセックスの際には避妊をしていましたが、回数を重ねるうちに避妊もしなくなり、ある時、不倫相手の子を妊娠していることが発覚しました。

Aさんは出産をするかどうかで悩みましたが、夫にバレないように中絶をすることは難しく、タイミングを見計らって夫ともセックスをすることにより、子どもが夫との間にできた子であることを装うことに成功しました。

このような例は一見すると倫理観に大きく反しており、批判の対象となっても仕方のないことのようにも思えます。しかしながら、不倫をしたそもそもの原因であるセックスレスに陥ったことの責任は必ずしもAさんだけにあるわけではなく、また、生まれてきた子どもが本当は夫との間の子ではないことを生涯隠し通す決意をしたAさんの孤独感などを推し量ると、必ずしもAさんだけを強く批判するべきではないとも思えてなりません。

結婚相手とのセックスの相性は重要

それではAさんは、どうすればこのような過ちを犯さずに済んだのでしょうか?

Aさんのケースでまず感じる疑問が、そもそもAさんは結婚をする際にどれくらい相手とのセックスの相性を重視していたのかということです。結婚に対して純粋な憧れを持っている女性ほど、結婚をする相手の条件としてセックスの相性がよいことを上げるのはいかがわしいことだと考えがちです。しかしながら、先述したようにセックスレスを原因とする不倫は非常に多く、生涯にわたって良好な夫婦関係を維持する上でセックスの相性のよさは非常に重要であることを忘れてはいけません。

また、昨今では男性の収入などに重きを置きすぎるあまり、セックスの相性をないがしろにしてしまう女性も少なくありません。このようなタイプの女性もまたAさんのようなケースに陥る可能性は非常に高く、注意しなければなりません。

女性は男性とは違い、セックスができないからといって相手を愛する気持ちが薄れ、夫婦関係が破綻することはないと考えがちです。しかしながら、セックスレス状態の夫婦には常に不倫という誘惑が付きまとうということも考え、結婚においては相手とのセックスの相性を重視する必要があります。

椅子の上で膝を抱えて黄昏る女性

不倫をする既婚女性ならではの悩みに対する理解も必要

どちらかが不倫をし、関係が破綻した夫婦においては、不倫をした側に責任があることは紛れもない事実です。しかしながら、不倫に走った理由は人それぞれであり、場合によってはそれらの理由の如何も汲まなければなりません。

特にAさんのようなケースでは、先述したように不倫へ走ったそもそもの理由はセックスレスという夫婦双方で向き合わなければならない問題であったため、根本的な点では夫にも落ち度があったと考えられます。また、それによって避けられなくなった不倫相手との子どもの出産とそれに伴うAさんだけが直面した悩みに関しては、周囲もある程度の理解を示さなければならないでしょう。

ECRII編集部 吉岡

ECRII編集部 吉岡

新人編集部員。三度の飯より恋が好き、な恋愛至上主義者の26歳女子。過去に10歳年上の男性との不倫経験あり、現在はパートナー募集中。仕事がうまくいっている時ほど、恋愛もうまくまわり出すものだと信じ、現在は連日編集作業の日々。休日は映画館で恋愛作品をチェックするのが定番の過ごし方。恋する女性すべてを美しくしたい!とファッションや美容についても目下勉強中。

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